産後の腱鞘炎|つらくて家事育児どこじゃない…【元理学療法士が解説】

腱鞘炎の診断を受けて薬を飲んでるけど、あまり効いてない。湿布もあるけど、家事、育児してたら邪魔で結局使ってない。

注射、手術は年齢的に早いし、ちょっと怖いな。

安静にしてって言われたけど、痛み堪えるしかないの?何か良い方法はないのかな…
このように悩むママさんのために、理学療法士歴9年の金城貴之が解説します。


\本記事の執筆者/
”フィジカルサロンがじゅまる”のオーナー金城貴之です。理学療法士の国家資格を取得後、宮崎県内の整形外科で手術後や慢性痛に対する治療をしてきました。9年間で述べ30,000件超えの施術実績があります。この経験を活かし、整体院を開業しました。痛みに悩まされている人を救うべく整体院の経営と情報発信をしています。
\本記事の内容/
・腱鞘炎の症状
・腱鞘炎になる原因
・腱鞘炎の治療方法
・原因は筋膜にある
・筋膜をリリースすることで改善することがある
腱鞘炎の症状

腱鞘炎の症状は個人によって異なる場合がありますが、一般的な症状は下記の通りです。
炎症部位の痛み | 腱鞘炎の特徴的な症状であり、特に手首の動作時に痛みを感じることがあります。 |
腫れや赤み | 炎症が進行すると、腱鞘の周囲が腫れたり発赤、熱感などが現れることがあります。押したときの痛みも特徴的です。 |
運動の制限 | 痛みや腫れにより、手首の動作に制限が生じたりします。 例:子どもの抱っこ、包丁で硬いものを切る、ペットボトルのキャップが開けられない、ドアを開けるとき、重たい皿が持てない、スマホ、PC操作が痛い |
上記が腱鞘炎の一般的な症状ですが、症状の程度や現れ方は個人によって異なる場合があります。早期の治療と予防策の実施が重要です。
腱鞘炎になる原因

腱鞘炎の原因は多岐にわたりますが、以下が一般的な例として挙げられます。
繰り返される動作や負荷 | 同じ動作を繰り返し行うことや、過負荷がかかることが腱鞘炎の原因となります。パソコン作業や日常的に繰り返される家事動作が該当します。 例:タイピング、スマホ操作、包丁、フライパンを振るなど |
急激な運動や負荷の増加 | 突然の運動や負荷の増加により、腱に過度のストレスがかかり炎症を起こします。 |
無理な姿勢や手の使い方 | 長時間不自然な姿勢や、手の使い方によって腱に負担がかかり、腱鞘炎が発生する可能性があります。 例:子どもの抱っこ |
女性ホルモンの乱れ | 女性の場合は、妊娠・出産期や更年期以降に女性ホルモンである”エストロゲン”のバランスが乱れることで発症しやすくなります。 |
内蔵、自己免疫の問題 | 糖尿病、人工透析、関節リウマチなどの影響 |
腱鞘炎の治療方法

腱鞘炎の治療法は、保存療法と手術療法の2つに分けられます。
第一優先は、保存療法です。使いすぎている手首を安静にするために、サポータやギプス固定を行います。
さらに、痛み止めなどで疼痛を抑制しますが、痛み止めが効かない場合や年齢に応じて、炎症を抑えるステロイド注射を行うこともあります。
これら保存療法でも、改善が乏しい場合には手術も検討される。
安静 | 手や指の使いすぎによって、腱と腱鞘に摩擦が加わり炎症を起こしているので、ギプスで固定したり、サポータで固定して安静にします。 |
薬 | 痛み止めなどで痛みの緩和 |
注射 | 痛みが強い場合には、炎症を抑えるステロイド注射を行うこともあります。効果は3ヶ月〜半年持続する。 |
手術 | 再発を繰り返す場合には、手術も検討される。 |
原因は筋膜にある

”筋膜”って聞いたことありますか?
筋膜というのは、ボディスーツのように全身を覆っている膜のことを言います。
この筋膜は、筋や腱に付着しているため、筋膜の硬さや滑りの悪さがあると、牽引力が発生して痛みを引き起こすことがあります。
例えば、腱鞘炎と診断されてて、動かすとき、押したときに親指側に痛みがあると仮定しましょう。
数ある筋膜のポイントを検査した結果、肘周囲の筋膜に硬さが見つかりました。
この場合、アプローチするのは、親指でも手首でもなく、肘関節周囲の筋膜へアプローチします。
筋膜の滑りを改善させるために、わざと炎症を起こします。
なので治療中は痛みが現れますが、3〜5分程度で耐えられる痛みに変化していきます。
筋膜の滑りを改善するためには、圧刺激と、摩擦刺激が必要です。
これら2つの刺激を与えることで組織の温度が上昇し、硬くなっていた筋膜の滑りが改善されていきます。
筋膜をリリースすることが改善に近づく

あなたの腱鞘炎は、ストレッチやマッサージで治りましたか?
おそらく、治ってないでしょう。
ストレッチやマッサージは、筋肉に対してアプローチしているため、変化が乏しいです。
9年間の経験上、筋肉へアプローチするよりも、筋膜へアプローチしたときの方が改善する人が断然多かったです。

一方、筋膜にはセンサー(固有受容器)が筋肉に対して10倍あることが分かっています。
ですので、筋膜に対してアプローチすることは、痛みの改善にとって不可欠であると言えます。
当サロンでは、問診から過去のケガや今の生活スタイルによって硬くなった筋膜を絞り出し、触診検査によって硬くなっている筋膜を探し出してアプローチしています。
そのため、痛みのある指や手首だけにとどまらず、肘や肩、首、胸まで検査し、問題となる筋膜の硬さに対してアプローチしています。
ただ、痛いところを揉んでほぐして、ストレッチしてという治療じゃないです。
お子さんと一緒に来店可能

当サロンは、完全予約制であるため1対1の接客スタイルです。
予約頂いた時間は、あなたの時間ですので、小さなお子さんと一緒に来店することも可能です。
また、ドアのサイズも83センチあるため、ベビーカーの出入りもスムーズにできます。
病院では、周りに気をつかい、待ち時間も長いので、小さなお子さんがいる方は心苦しさもあるかと思います。そのような方こそ、当サロンをご利用ください。
腱鞘炎の悩みはフィジカルサロンがじゅまるにお任せください

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